「カラーをすると、どうしても髪が傷んでしまう」——長年そう思って、染めるのを我慢してきた方は多いと思います。でも、ここ数年で「染めながら、むしろ髪を整えていく」という選択肢が出てきました。今日は、大人世代にこそ知ってほしい「髪質改善カラー」のお話です。
「カラーすると傷む」は、半分本当・半分昔の話
たしかにカラーは、髪のキューティクルを開いて中に色を入れる工程を必要とします。だから「ノーダメージ」というのは、正直言って嘘になります。ただ、ここ数年で薬剤と施術の組み合わせがかなり進化していて、ダメージを最小限に抑えながら、むしろ手触りを良くしていけるところまで来ているんです。
20年以上前は、僕も「カラーは多少傷むのは仕方ない」と思っていました。でも今は違います。きちんと選んで、きちんと丁寧に施術すれば、染め終わった瞬間に「あれ、来た時より柔らかい」と感じていただけるところまで持っていけます。
「髪質改善カラー」って、結局なに?
ざっくり言うと、カラー剤と髪質改善トリートメントの効果を、同じ施術の中で同時に得られるメニューです。色を入れる工程の中に、髪を内側から補修する成分を組み込んでいきます。
具体的には、酸性領域でやさしく染められるカラー剤と、毛髪内部の結合をケアする処理剤を組み合わせて使います。これによって、染めるたびにキューティクルがガサガサになる従来のカラーとは違って、染めるたびに「しっとり、まとまる」が更新されていく感覚です。
お客様からは「染めただけなのに、トリートメントもしたみたい」「サロン帰りの手触りが、今までで一番」と言っていただけることが多いです。
なぜ大人世代に、特に向いているのか
40代を過ぎると、髪は確実に変化します。ハリ・コシが落ちる、うねりが出てくる、白髪が増えてくる、ツヤが出にくくなる——どれも、加齢と共にゆるやかに進んでいきます。
このタイミングで、白髪をしっかりカバーしながらも髪を傷めたくない、というニーズが出てくるんです。「白髪は染めたい、でもこれ以上ダメージは増やしたくない」——フェルマータにご来店くださる大人世代のお客様の、ほぼ全員が共通して抱えている悩みです。
髪質改善カラーは、まさにその両立を狙う技術です。月1回のお手入れの中で、白髪もカバーされ、髪も整っていく。1年続ければ、1年前の自分の髪と比べて「明らかに状態がいい」と実感できる——そんな選択肢です。
フェルマータで実際にやっていること
当サロンの髪質改善カラーは、おおまかに次の流れで進めます。
1. カウンセリングで「染めるゴール」と「髪のゴール」を両方確認。何色にしたいか、白髪をどこまでカバーしたいか、そしてどんな手触り・まとまりを目指したいか。両方をきちんとすり合わせます。
2. 髪の状態を見て、薬剤と処理剤を組み立てる。同じ「髪質改善カラー」でも、ブリーチ歴がある髪・縮毛矯正をかけている髪・ダメージが少ない髪では、選ぶものが全部違います。マンツーマンで担当しているので、お一人ずつしっかり判断します。
3. 染めながら、毛髪内部のケア成分を浸透させる。色が入る工程と、髪を内側から補修する工程を、同じ施術の中で同時進行させます。
4. 仕上げのトリートメントで、ツヤとまとまりを定着させる。最後に、当日からの手触りと、お家での持ちの良さを高めていきます。
向いている人・向かない人
向いている人:白髪をカバーしながら髪も整えたい方/カラーの繰り返しでパサつきが気になってきた方/40代以降、髪のハリ・ツヤが落ちてきたと感じる方/月1回程度の頻度で通える方。
向かない人:明るいハイトーンにしたい方(明度を大きく上げる薬剤とは相性がよくないため、この場合は別メニューをご提案します)。逆に「自然な範囲で、健康的に染めたい」という方には、本当に相性がいい選択肢です。
「ずっと染め続ける」を、もっと気軽に
白髪染めって、一度始めたら一生続けていくものです。だからこそ、「染めるたびに髪が傷んでいく」のと、「染めるたびに髪が整っていく」のとでは、5年後・10年後の髪が大きく変わります。
もし今、「染めたいけどダメージが心配で迷っている」という方がいらしたら、ぜひ一度ご相談ください。あなたの髪の状態を見て、一番合う組み立てをご提案します。
ご予約・ご相談は、LINEから気軽にどうぞ。気になっていることだけでも、お気軽にお書き添えくださいね。